『!8』Bプログラム詳細

!8 - exclamation 8 vol.① - 8mm film 上映会

※2012年4月~7月の巡回上映プログラム。


▼ Bプログラム 詳細

川口肇---------------------------------------

『「trichromatism/トライクロマティシズム」1:青錐体「青」、2:赤錐体「prominence」、3:緑錐体「suginami-green」』
10min / single8 / 18fps / sound

kawaguti

【作品解説】
trichromatism:三色型色覚、ヒトの色認識システム。そもそも光に色はない。様々な波長があるだけだ。それを眼が捉え、三種類の色覚 細胞(錐体)の異なる反応比率によって初めて脳内に色が生まれる。外界を視ることは、自らの内部に深く続く穴を覗き込むことに等しい。バルブ撮影 の8ミリフィルム作品を3種の錐体に擬えたトリロジー。いま映写光を透過する8ミリフィルムは、撮影時に光を封じ込めたカメラの網膜そのものでも ある。1:「青」(1994年)山形の月山。八月の空の青。2:「prominence」(1992年)福岡の植物園。太陽光と薔薇の赤。3: 「suginami-green」(2007年)東京・杉並の妙正寺川。心揺れる五月の緑。

【プロフィール】
filmmaker。福岡、山形、東京と活動の場を移しつつ、フィルム粒子/ビデオノイズ/映写行為、といった「機械の生理」を基軸に「世界の観 測」としての制作をフィルム/ビデオメディアにおいて続けている。


ムラカミヒロキ---------------------------------------

『症例A -映画「character」から見る殺人者への考察-』
6min / single8 / 18fps / sound

murakami1

【作品解説】
連続婦女殺害事件の犯人とされる男性A。これは彼が描かれた映画「character」を参考に
彼に対する考察・分析を試みた物である。

【プロフィー】
ゲロリスト、自由睡眠権運動壮士の自称虚構家。2000年代半ばからバンドを中心とした音楽活動を始める一方で、自主制作映画を中心とした映像制作を行う。小金井8mmフィルムプロジェクト参加をきっかけに8mmフィルムを使った作品も作り始め、現在、ライブをしないパンクバンド「テープ・リール・フール」自主映画合同企画「NO波」などに不定期に参加しつつ日雇い労働に励む。
http://d.hatena.ne.jp/murafake/


清成晋太郎---------------------------------------

『胎海』
5min / single8 / 18fps / silent

kiyonari2

【作品解説】
水銀のような、どろりとした海。何を孕んでいるのか。その様を撮る。

【プロフィール】
1970年生まれ。福岡県福岡市出身。東京都小金井市在住。会社員兼翻訳業。2007年より8ミリフィルム撮影を開始。架空のバンド、テイストオブハニーズ主宰。


佐藤友里子---------------------------------------

『揺るぎなく安定している』
2min30s / single8 / 18fps / sound

sato2

【作品解説】
私はよく、日常風景のなかに安定感のようなものを感じます。安定感を感じると恍惚とした気分になります。リラックスしている瞬間といってもいいかもしれません。そんな風景を撮ってみました。

【プロフィール】
1990年生まれ。女子美術大学日本画専攻2年在学中。昨年5月からイメージフォーラム映像研究所に通いはじめ映像制作を始める。


小巻研 ---------------------------------------

『スクリーン テスト』
3min / single8 / 18fps / silent

komaki

【作品解説】
「一人の人間にただカメラを向け続ける。そこで見えてくるものとは…
半世紀近い時を越えて、スクリーン テストがよみがえる」

【プロフィール】
神奈川県出身。
バブル経済末期に生まれ、平成不況と共に育つ。 都内の老舗映画館で映写業務に励むかたわら映像小品を制作。
デジタルとフィルムの両メディアを扱いつつ、フィルムの文化的価値を尊重している。
猫と怪談とラーメンを心から愛している。



石川亮---------------------------------------


『Drift』
6min / single8 / 18fps / sound 

ryo2

【作品解説】
フィルムによって撮られた物語は、フィルムを手にし操作する者により、また新たなイメージが重ねられ、物語は書き換えられる。8mmソフトとして販売されていたピンク映画のファウンドフッテージ再編成作品。

【プロフィール】
1984年東京生まれ W大学中退 都内某所で毎日35mmフィルムを扱う仕事をしている。2000年頃より映像制作を始める。フィルムによるコマ単位で形成された時の流れや、乳剤により映し出された物質としての時間の流れに興味を持ち、近年はフィルムによる映像作品 / インスタレーション作品 などを制作。また上映企画゛cinema cinema cinema゛(2009)゛smallformat゛(2011)や自家現像ワークショップなどの企画、運営活動を行っている。


小畑 円香---------------------------------------

『煙の夢は』
3min / single8 / 18fps / silent

kobata

【作品解説】
煙の夢は不調やトラブルを表しているという。でも白い煙には好転って意味があるらしい。という、らしい、よくわからない、見えていてもいなくても。どっから今でどっからが後(あと)だ。煙は漂って流れるだけ。自分できめよう。

【プロフィール】
和歌山県出身。女子美術大学在学中。2010年より8mmで映像を撮り始める。


日景文雄---------------------------------------

『人の眼、日の光』
7min / single8 / 18fps / sound

hikage

【作品解説】
「もし眼が太陽のようでなかったら、どうして光をみることができるだろう」(ゲーテ『色彩論』)日の光は人にふりそそぐと同時に、人から器官(眼)を引きだした。人の光があぶす物語りは眼のつぶれた人によくみえる

【プロフィール】
1986年8月6日生。青森県弘前市出身。大学で文学、哲学などを学ぶ。在学中より音楽、映像制作をはじめる。主な作品に『時の織物』など。イメージフォーラム映像研究所35期生