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『! 8 - exclamation8 vol② 山形~東京~』Bプログラム

『! 8 - exclamation8 vol② 山形~東京~』Bプログラム


川口肇-------------------------

『残像の月』
2012年/3分/single8

!8+螻ア蠖「縲€kawa_convert_20121205035324

※作品解説
網膜に残された鮮やかな残像は、眼前の風景と融け合ってニュートラルグレイへ、
そして粒子の蠢きへと還元されてゆく。旅する眼球は妄漠たる世界をさまよう。
爪跡ひとつつけられぬまま、忘却に至るなかばで記憶は、世界は混濁し、
消散へと向かうのだろう。

※作者プロフィール
filmmaker。福岡、山形、東京と活動の場を移しつつ、フィルム粒子/ビデオノイズ/
映写行為、といった「機械の生理」を基軸に、世界の観測としての作品制作を続けている。


清成晋太郎---------------------------

『みえない戦争』
2012年/5分/single8

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※作品解説
戦争がはじまったが、敵は目に見えない。爆音は聞こえず、
空襲警報も鳴らないが、いつの間にか徴兵されている。
そのような状況下における幸福とは何かを探る。

※作者プロフィール
福岡県福岡市出身。東京都小金井市在住。2007年より8ミリフィルム撮影を開始。
架空のバンド、テイストオブハニーズ主宰。



白木羽澄------------------------

『スラー』
2010年/2分/Single8

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※作品解説
息をする事についてずっと考えてた。
息を吐かないで、ずっとずっと吸ってばかりいた。

※プロフィール
高校の授業で映画作りに興味を持ち始めるも、すぐに先生が入院をして
「パイレーツオブカリビアン」を観るだけの授業になる。
映画を作りたい気持ちはありつつもカメラを持つ事無く、大学に入学。
以後、フィルムの魅力に取り付かれている。



ムラカミヒロキ--------------------------

『活<断>荘』
2012年/5分/Super8

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※作品解説
括断荘という家に住んでいた。今はもう無い。
名前の由来は活断層のように力溢れる場であると同時に「括りを断つ」
自由で垣根の無い場であれ、という事だと聞いた。
確かに「活きるを断つ」のでは些か縁起が悪い。

※作者プロフィール:
自称虚構家。自由睡眠権運動をこよなく愛するゲロリスト。
ライブをしないパンクバンド「テープ・リール・フール」、
自主制作映画共同企画「NO波」などで不定期に活動。
http://d.hatena.ne.jp/murafake/



黄木優寿------------------------

『睡耀棲』
2012年/3分/super8

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※作品解説
フィルムが走る音とともに、あるき、ねそべり、ころがり、たゆたう日。

※作者プロフィール
1977年山形県米沢市生まれ。東北芸術工科大学修了。
8mm50ft無編集シリーズ『えくおとさず』、絵本作家・イラストレーター
荒井良二の展覧会の記録『まわりみち、あしのねいろ』が、ロッテルダム
国際映画祭、山形国際ドキュメンタリー映画祭の端っこなどで上映。
現在、山形国際ドキュメンタリー映画祭スタッフ。 




太田曜--------------------------

『L’Image de la Pucelle』
2012年/5分/super8

!8+螻ア蠖「縲€ota_convert_20121205035507

※作品解説
フランス語でピュセル(乙女)と言えば“オルレアンの少女”ジャンヌ・ダルクの事だ。
イギリスとの百年戦争の時に聖女カトリーヌ等からの“声”を聞き、
オルレアンを解放する等数々の戦果を挙げ、シャルル7世をフランス国王として
ランスのカテドラルで戴冠させたフランスの救世主だ。
しかし、ジャンヌはコンピェーニュで捕えられ“異端”として火炙りにされてしまう。
彼女を崇める事を恐れたイギリス(軍)は彼女の灰をセーヌ川に流してしまう。
異端として処刑されたジャンヌ・ダルクは貴族でも高位聖職者でもなかった為に
何一つそのイメージが残されていない。
しかし、その後フランスの威信をかけた運動もあってカトリックの聖者になった
乙女ジャンヌは多くの絵画、彫刻の題材になる。
元々、その姿が何一つ記録されていないのにも関わらず。
そこには、フランスやその他の国々でジャンヌ・ダルクのイメージを
政治的、あるいは商業的、あるいは何らかの意図に利用しようとの思惑があったし、
それは今も続いている。
この作品では、そんな利用され、消費され続ける乙女のイメージに関する分析を試みる。

※作者プロフィール
フィルムは消滅してしまうのだろうか?早く足を洗った方が良いのだろうか?で、何をやる?もし、レンブラント位上手なら絵描きだろう。でも、どうすればレンブラントのように上手な絵画が描けるようになるのだろう。




渡邉隼人-------------------------

『記憶の抜け道』
2012年/3分/super8

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※作品解説
記憶はあいまいであり、常に修正されている。
実際に起こったことも、起こらなかったことも、記憶として残されている。
事実などはどうでもよい。問題は記憶されるときに残される真実の内容である。

※作者プロフィール
1986年5月6日新潟県生まれ。おうし座。O型。
上映に限らず、展示やパフォーマンスなども行う。




末岡一郎--------------------------

『All About Kristiania』
2012年/5分/super8

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※作品解説
家庭に浸透した小型映画は、コンテンツの機能を拡張させた
初めてのメディア、と言える。
ヴィジュアル・テキスト(教本)はその一例であろう。
実際、言葉で"スキーのターン"をイメージさせる事は至難の業だ。
ただし問題は、映像メディアが可変的である点だ。再生方法を誤れば、
そのコンテンツは意味を逸脱してしまう。

※作者プロフィール
1965年、札幌生まれ。東京理科大学で化学を専攻する。
1985年から実験映画を制作し始め、作品数は100作程となる。
1994年ドイツ・オーバーハウゼン国際短編映画祭でノミネートされて以降、
30カ国以上で招待上映される。
2011年9月にはスロヴァキア・ブラチスラヴァ・アート・フェスティバルで特集上映される。
1997年以降、ファウンドフッテージを用い、自家現像による「物質的」な
フィルム作品を制作し続けている。





徳永彩加----------------------------

『祖母』
2012年/3分/super8

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※作品解説
2012年8月13日、祖母が死んだ。その、連絡が来たのは朝の7時だった。
飛行機で東京から故郷の鹿児島へ帰り通夜の準備へ。その、記録。
私と祖母の最期の思い出。

※作者プロフィール:
1989年に頴娃町(鹿児島県)で生まれる。18歳の時に初めて8mmフィルム作品をつくる。
それから実験映画に興味を持ち東京で8mm、16mmフィルムで映像作品を制作。
現在は東京でアーティストとして活動中。




新井潤峰----------------------------

『CHimchee』
2012年/5分/super8

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※作品解説
これはキムチの映画です。白いキムチが、異国からの唐辛子によって
赤いキムチになったように、自らのルーツをフィルムにおさめ、
それを赤く染め上げました。民族と、「赤」についての考察。

※作者プロフィール
在日3世として日本/大阪に生まれる。学生時代に美術を学び、
美術館やギャラリーでグループ展を度々行う。美術教員経験後、上京。
2011年より8ミリフィルムによる制作・上映会をスタート。 


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『! 8 - exclamation8 vol② 山形~東京~』 Aプログラム

『! 8 - exclamation8 vol② 山形~東京~』 Aプログラム



水由章------------------------------

『瞬息10』
2012年/3分/single8

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※作品解説
8mmフィルムの1マガジンを無編集、つまりカメラ内編集で
作品化することを条件に、制作している「瞬息」シリーズの第10弾。
フィルムが入手できるのも残り少ないシングル8で「瞬息」シリーズ恒例の
武蔵野公園のはらっぱと湧水に登場して頂こう!


※作者プロフィール
1984年から一貫して8mm、16mm映画フィルムによる映画制作を続けている。
作品数は40本余を数える。代表作として『瞬息』(1997)、『水光色』(2002)
など。ロッテルダム、アナーバーなど海外映画祭での上映も数多い。


新宅謙吾----------------------------

『Sound out』
2011年1月~2012年10月/2分50秒/Single8

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※作品解説
息子の成長を見守る中で、最もラディカルなのは、二足歩行、そして、言語の習得である(今のところ)。言語は、はじめ、詩のようなカタチで現れる。親からすれば単語ともいえない音素の羅列、子からすれば気持ちの具体的な発露だ。それがやがて単語になり、歌になり、絵本の暗唱へとなって親をおどろかせ続けている。息子との音声によるやりとりを、8ミリフィルムのマグネに収めてみた。

※作者プロフィール
1974年生まれ。東京都出身。
小金井市の団地に妻、息子と在住。会社員。8mmFILM小金井街道プロジェクト メンバー


田中加也子----------------------------

『ひかりつむぎ』
2012年/3分/single8

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※作品解説
光は色 光は記憶 光は音 光は匂い 光は味 光は温度 光は刺激 光は生。
宇宙にいっぽんしかない私の光をつむぐ。

※作者プロフィール
福岡から山形にきて6年目。東北芸術工科大学でテキスタイルを専攻するも、
フィルムに出会いその魅力にとりつかれ、卒業後は同大学院で実験映画をまなぶ。
いい匂いのするほうへ歩いていったら、すてきな変な人たちとどんどん繋がって、
いまこうしてます。



水野裕基--------------------------

『かつてあなたが夢見たもののすべてに』
2012年/5分/single8

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※作品解説
時折、ある一点に留まり続けているような錯
覚に陥る。それは電車に乗って移動している
ときも同じで、風景ばかりが流れ、どこにも
逃れることができずに、ただそれを見つめて
いる。流れは既に淀み、腐っているのだろう。

※作者プロフィール
1984年生まれ。文化的飢餓状態を脱するため、砂漠の街から上京。
時折経歴と身分を詐称しながら、探偵として日夜徘徊している。
2000年代中頃より妄想・思索の一手段として8ミリでの映像制作を
のんべんだらりと継続中。



加藤到---------------------------

『情報かノイズ』
2012年/5分/single8

!8+螻ア蠖「縲€katou_convert_20121205025934

※作品解説
研究室の冷蔵庫にずっと眠っていた8ミリフィルム。何処で手に入れたか覚え
ていないが、たぶん30~40年前、白黒フィルムに至っては、それ以上と推測
出来る。さてこのフィルムにとらえられるのは、情報?又はノイズ?

※作者プロフィール
映像作家、東北芸術工科大学映像学科教授



白岩義行-----------------------------

『はじめての上映会』
2012年/5分/single8

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※作品解説(下記、間違いでなく作品解説です)
上映会の企画をしているIさんに声をかけてもらった。
遂にこの時がやってきたのだっ!そう、上映会デビュー!
どんなのをつくろうかなぁ、ファイトが湧くぞーー!

※作者プロフィール
しがない会社員を辞め、しがないバイト清掃夫として労働しつつ、
イメージフォーラム映像研究所に通う28歳。
同世代の多くは安定への道を歩み始める頃に人生の袋小路へ足を踏み入れつつある
血迷った28歳はじめての上映会。



小畑円香-----------------------------

『あそび』
2012年/3分/single8

!8+螻ア蠖「縲€madoka_convert_20121205030052

※作品解説
どんな大きな感情がおこっても「無」でみつめてしまう。
こま切れにたんたんと流れるイメージは私の理想かもしれない。
いつ途切れてもおかしくはない、危険な賭けごと。

※作者プロフィール
1990年生まれ、和歌山県和歌山市出身。
高校時代よりフィルムカメラでの写真撮影を始める。
同じく物質的に目の前のものを手元に残すことが可能な媒体として、
8mmにも興味を持ち始める。女子美術大学在学中。



石川亮----------------------------

『GLOW』
2012年/5分/single8

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※作品解説
コマーシャルフィルムから映し出された 映像は
企業による量産された商品イメージの戦略と
現代社会による洗脳的イメージの過多を映す。
より断片的にそのイメージを再構築し
改めて見る事により全く違ったイメージを映す。
非商業的な作品

※作者プロフィール
1984年東京生まれ W大学中退 都内某所で毎日35mmフィルムを扱う仕事をしている。2000年頃より映像制作を始める。フィルムによるコマ単位で形成された時の流れや、乳剤により映し出された物質としての時間の流れに興味を持ち、近年はフィルムによる映像作品 / インスタレーション作品 などを制作。また上映企画゛cinema cinema cinema゛(2009)゛smallformat゛(2011)や自家現像ワークショップなどの企画、運営活動を行っている。




日景文雄----------------------------

『影をなめすと』
2012年/5分/single8

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※作品解説
ある日、フィルムに付着したほこりをとろうとフィルムをこすっていると、
一瞬だが蛍光のようにそれ自身でかがやく光がみえた。
もっと長くみたいとおもった彼はフィルムをなめしにかかったのだが。。

※作者プロフィール
1986年8月6日生。青森県弘前市出身。
フィルム、ビデオで映像制作を続けている。

『!8』Dプログラム

!8 - exclamation 8 vol.① - 8mm film 上映会

※2012年4月~7月の巡回上映プログラム。


▼ Dプログラム 詳細

水由 章---------------------------------------

『サンライト・イズ・ア・ミラクル』
3min / super8 / 18fps / silent

mizuyosi

【作品解説】
映画は自然光に限る! 自然光は太陽の恵みである。太陽はミラクルな存在なのだ!
そんな太陽(サンライト)に敬意をあらわした作品。

【プロフィール】
1961年札幌生れ。映像作家、映像プロデューサー。
1980年代半ばから映画フィルムによる実験的な映像制作を続ける一方で、スタン・ブラッケージ作品を日本で配給。アラン・エスカル『浮世物語』(2001)、黒坂圭太『緑子/MIDORI-KO』(2010)のプロデューサーとしても活動する。


岡野 千里---------------------------------------

『それは止むことがない』
3min / Super8 / 18fps / sound

okano

【作品解説】
「私」は食べることを止めない。放置して腐らせるよりも、食べてしまえば目の前は片付くからだ。それは、当たり前のささいな行為。そうして「私」は咀嚼を続ける。

【プロフィール】
声に出す程の事ではないけれど、どこか心の奥に引っかかっている物事を作品にしています。



末岡一郎---------------------------------------

『DOK』
6min / super8 / 18fps / sound

sueoka2

【作品解説】
70年代に撮影された元フィルムは労働者を讃える銅像の完成を祝うドネツィク市民の姿を描いている。彼は記念すべき一日をカメラで捉えると同時に、自分自身をカメラワークとして記録しているのだ。"カメラを持った男"とは、不在によって尚も主張する主体と言えるかもしれない。(DOK=Донецьк)

【プロフィール】
1965年、札幌生まれ。東京理科大学で化学を専攻する。1985年から実験映画を制作し始め、作品数は100作を超える。1994年ドイツ・オーバーハウゼン国際短編映画祭でノミネートされて以降、30カ国以上で招待上映される。2011年はスロヴァキア・ブラチスラヴァ芸術祭(BAF)で特集上映される。1997年以降、ファウンドフッテージを用い、自家現像による「物質的」なフィルム作品を制作し続けている。


山本麻美---------------------------------------

『帰り道』
6min / super8 / 18fps / silent

yamamoto

【作品解説】
街灯に照らし出された桜の木、眩しすぎる太陽に照り返されたコンクリート。
いつの間にか枯れ落ちた落ち葉、冷たい空気と澄んだ藍色の空。
絶望と希望が入り交じったこの道は、ずっとそこにただ在って、いつも僕をそっと包んでくれる。

【プロフィール】
神奈川県出身、横浜市在住。
2005年より、ビデオ、8mmフィルムによる映像制作をスタート。
主に「時間」と「記憶」に基づいた作品を制作。


徳永彩加---------------------------------------

『相談屋』
5min / Super8 / 18fps / sound

soudan.gif


【作品解説】
一九二〇年霜月、不眠症で悩んでいた女学生が路地裏に位置する「相談屋」を訪れる。相談屋の店主「岡子」は女学生に対し色々な助言をする。相談屋に足を踏み入れた女学生の奇妙な物語。

【プロフィール】
1989年に頴娃町(鹿児島県)で生まる。阿佐ヶ谷美術専門学校と京都造形芸術大学に在学。18歳の時に初めて8mmフィルム作品をつくる。それから実験映画に興味を持ち東京で8mm、16mmフィルムで映像作品を制作。撮影場所は殆ど鹿児島県。現在は東京でアーティストとして活動中。


太田曜---------------------------------------

『2005 MARS / PARIS』
3min / super8 / 24fps / silent

ota2

【作品解説】
2005年3月、16ミリで作られた日本の実験映画を上映する為にフランスへ行った。借りたパリのアパルトマンからはサクレクール寺院が見える。部屋にカメラをセットして朝から夜までコマ撮りで窓からの情景を撮影した。

【プロフィール】
フィルムは消滅してしまうのだろうか?早く足を洗った方が良いのだろうか?で、何をやる?もし、レンブラント位上手なら絵描きだろう。でも、どうすればレンブラントのように上手な絵画が描けるようになるのだろう。


水野裕基---------------------------------------

『馴化』
8min / super8 / 24fps / sound

mizuno2

【作品解説】
繰り返された刺激のうち、応答不要と判断されたものは無意識下で日々排除されている。「棄てられ」てしまったそれらに捧げる、色彩が再現されない日常風景と、慾望を喚起しない裸体で構成された、そそらない映像の塊。

【プロフィール】
1984年生まれ。文化的飢餓状態を脱するため、砂漠の街から上京。時折経歴と身分を詐称しながら、探偵として日夜徘徊している。2000年代中頃より妄想・思索の一手段として8ミリでの映像制作をのんべんだらりと継続中。

『!8』Cプログラム

!8 - exclamation 8 vol.① - 8mm film 上映会

※2012年4月~7月の巡回上映プログラム。


▼ Cプログラム 詳細

末岡一郎---------------------------------------

『SIN』
6min / super8 / 18fps / sound

sueoka1

【作品解説】
トラヴェローグは、その土地のステレオタイプ化された情報を、些かの幻想を纏わせながら私たちにもたらす。そのため、私たちは未見にも関わらずアプリオリな知見得ている。トラヴェローグは常に幻想であり、"イメージ"に過ぎない。しかしながら、それが私たちに明瞭な直感を与えてくれるのは事実だ。むしろトラヴェローグは、トラヴェローグとしての事実と考えるべきか。(SIN=
Singapore)
【プロフィール】
1965年、札幌生まれ。東京理科大学で化学を専攻する。1985年から実験映画を制作し始め、作品数は100作を超える。1994年ドイツ・オーバーハウゼン国際短編映画祭でノミネートされて以降、30カ国以上で招待上映される。2011年はスロヴァキア・ブラチスラヴァ芸術祭(BAF)で特集上映される。1997年以降、ファウンドフッテージを用い、自家現像による「物質的」なフィルム作品を制作し続けている。

柏坂 美和子---------------------------------------

『ベーシックカラー』
3min / super8 / 18fps / silent

kasizaka

【作品解説】
見ているものと見えているものの間、なにかを垣間見るということ。
淡い、はかないものだとしても。

【プロフィール】
日本工学院専門学校・放送メディア科卒業。 ダンス白州の映像ワークショップに参加して、以来、機会がある時に8ミリフィルムの作品を作っている。



徳永彩加---------------------------------------

『Soundtrack/光学式』
3min / super8 / 18fps / sound

saipan1

【作品解説】
8ミリフィルムの画像部分の横に光学的に作られる信号。
そこにあるはずがなかった信号は実験としてフィルムに焼きつけられる。
映写機はどんな音を奏でてくれるのだろうか という実験。

【プロフィール】
1989年に頴娃町(鹿児島県)で生まる。阿佐ヶ谷美術専門学校と京都造形芸術大学に在学。18歳の時に初めて8mmフィルム作品をつくる。それから実験映画に興味を持ち東京で8mm、16mmフィルムで映像作品を制作。撮影場所は殆ど鹿児島県。現在は東京でアーティストとして活動中。


新井潤峰---------------------------------------

『For Life 三部作「梅」「竹」「松」』
各3min / super8 / 18fps / sound

arai

【作品解説】
この作品ではある施設の高齢者の方たちが登場します。映し出される手の節や皺は、正に彼等の「歳輪」だと言えるでしょう。それは哀しくもあり、儚くもあり、愛で甚く(めでたく)もあります。

【プロフィール】
在日3世として日本/大阪に生まれる。学生時代に美術を学び、美術館やギャラリーでグループ展を何度か行う。美術教員経験後、現在、イメージフォーラム映像研究所にて学ぶ。


藤川愼二---------------------------------------

『皿の中のオーロラ』
3min / super8 / 18fps / silent

fujikawa


【作品解説】
ストーリーが無く、言葉が無く、意味が無いもの。でも、視覚には訴える何かを目指して、暗闇のなか試行錯誤。
現像して見えてきたものは、絵の具? 海月? 夜光虫?
いや、今回はオーロラにも見える気がする。

【プロフィール】
芸術とは、縁もゆかりも無いエンジニア。ただ、カメラが好き。写真が好き。フィルムが好き。
印画紙が好き。暗室の匂いが好き。ただ、それだけ。偶然の出会いから、気が付いたら8mmも始めていた。
消滅する前に出会えたことに感謝。フィルムが無くなるまで、撮り続けたい。


太田曜---------------------------------------

『RELATIVE TIME - TABLE』
5min / super8 / 24fps / sound

ota1" border=

【作品解説】
2台のカメラで同時に同じ画像が撮影出来るように、ミラーとハーフミラーを組み合わせた装置を使って撮影した。2台のカメラは撮影のコマ速とカラーモノクロとフィルムが異なっている。編集で同じ時間経過の2本を繋ぎ並べた。

【プロフィール】
フィルムは消滅してしまうのだろうか?早く足を洗った方が良いのだろうか?で、何をやる?もし、レンブラント位上手なら絵描きだろう。でも、どうすればレンブラントのように上手な絵画が描けるようになるのだろう。


ムラカミヒロキ---------------------------------------

『dan chi gai』
4min / super8 / 18fps / sound

murakami2

【作品解説】
段違いに積み上げられた石の壁。その中に住むのは誰の影。無機質でミニマル。そう言ってしまうのは簡単だ。

【プロフィー】
ゲロリスト、自由睡眠権運動壮士の自称虚構家。2000年代半ばからバンドを中心とした音楽活動を始める一方で、自主制作映画を中心とした映像制作を行う。小金井8mmフィルムプロジェクト参加をきっかけに8mmフィルムを使った作品も作り始め、現在、ライブをしないパンクバンド「テープ・リール・フール」自主映画合同企画「NO波」などに不定期に参加しつつ日雇い労働に励む。
http://d.hatena.ne.jp/murafake/

『!8』Bプログラム詳細

!8 - exclamation 8 vol.① - 8mm film 上映会

※2012年4月~7月の巡回上映プログラム。


▼ Bプログラム 詳細

川口肇---------------------------------------

『「trichromatism/トライクロマティシズム」1:青錐体「青」、2:赤錐体「prominence」、3:緑錐体「suginami-green」』
10min / single8 / 18fps / sound

kawaguti

【作品解説】
trichromatism:三色型色覚、ヒトの色認識システム。そもそも光に色はない。様々な波長があるだけだ。それを眼が捉え、三種類の色覚 細胞(錐体)の異なる反応比率によって初めて脳内に色が生まれる。外界を視ることは、自らの内部に深く続く穴を覗き込むことに等しい。バルブ撮影 の8ミリフィルム作品を3種の錐体に擬えたトリロジー。いま映写光を透過する8ミリフィルムは、撮影時に光を封じ込めたカメラの網膜そのものでも ある。1:「青」(1994年)山形の月山。八月の空の青。2:「prominence」(1992年)福岡の植物園。太陽光と薔薇の赤。3: 「suginami-green」(2007年)東京・杉並の妙正寺川。心揺れる五月の緑。

【プロフィール】
filmmaker。福岡、山形、東京と活動の場を移しつつ、フィルム粒子/ビデオノイズ/映写行為、といった「機械の生理」を基軸に「世界の観 測」としての制作をフィルム/ビデオメディアにおいて続けている。


ムラカミヒロキ---------------------------------------

『症例A -映画「character」から見る殺人者への考察-』
6min / single8 / 18fps / sound

murakami1

【作品解説】
連続婦女殺害事件の犯人とされる男性A。これは彼が描かれた映画「character」を参考に
彼に対する考察・分析を試みた物である。

【プロフィー】
ゲロリスト、自由睡眠権運動壮士の自称虚構家。2000年代半ばからバンドを中心とした音楽活動を始める一方で、自主制作映画を中心とした映像制作を行う。小金井8mmフィルムプロジェクト参加をきっかけに8mmフィルムを使った作品も作り始め、現在、ライブをしないパンクバンド「テープ・リール・フール」自主映画合同企画「NO波」などに不定期に参加しつつ日雇い労働に励む。
http://d.hatena.ne.jp/murafake/


清成晋太郎---------------------------------------

『胎海』
5min / single8 / 18fps / silent

kiyonari2

【作品解説】
水銀のような、どろりとした海。何を孕んでいるのか。その様を撮る。

【プロフィール】
1970年生まれ。福岡県福岡市出身。東京都小金井市在住。会社員兼翻訳業。2007年より8ミリフィルム撮影を開始。架空のバンド、テイストオブハニーズ主宰。


佐藤友里子---------------------------------------

『揺るぎなく安定している』
2min30s / single8 / 18fps / sound

sato2

【作品解説】
私はよく、日常風景のなかに安定感のようなものを感じます。安定感を感じると恍惚とした気分になります。リラックスしている瞬間といってもいいかもしれません。そんな風景を撮ってみました。

【プロフィール】
1990年生まれ。女子美術大学日本画専攻2年在学中。昨年5月からイメージフォーラム映像研究所に通いはじめ映像制作を始める。


小巻研 ---------------------------------------

『スクリーン テスト』
3min / single8 / 18fps / silent

komaki

【作品解説】
「一人の人間にただカメラを向け続ける。そこで見えてくるものとは…
半世紀近い時を越えて、スクリーン テストがよみがえる」

【プロフィール】
神奈川県出身。
バブル経済末期に生まれ、平成不況と共に育つ。 都内の老舗映画館で映写業務に励むかたわら映像小品を制作。
デジタルとフィルムの両メディアを扱いつつ、フィルムの文化的価値を尊重している。
猫と怪談とラーメンを心から愛している。



石川亮---------------------------------------


『Drift』
6min / single8 / 18fps / sound 

ryo2

【作品解説】
フィルムによって撮られた物語は、フィルムを手にし操作する者により、また新たなイメージが重ねられ、物語は書き換えられる。8mmソフトとして販売されていたピンク映画のファウンドフッテージ再編成作品。

【プロフィール】
1984年東京生まれ W大学中退 都内某所で毎日35mmフィルムを扱う仕事をしている。2000年頃より映像制作を始める。フィルムによるコマ単位で形成された時の流れや、乳剤により映し出された物質としての時間の流れに興味を持ち、近年はフィルムによる映像作品 / インスタレーション作品 などを制作。また上映企画゛cinema cinema cinema゛(2009)゛smallformat゛(2011)や自家現像ワークショップなどの企画、運営活動を行っている。


小畑 円香---------------------------------------

『煙の夢は』
3min / single8 / 18fps / silent

kobata

【作品解説】
煙の夢は不調やトラブルを表しているという。でも白い煙には好転って意味があるらしい。という、らしい、よくわからない、見えていてもいなくても。どっから今でどっからが後(あと)だ。煙は漂って流れるだけ。自分できめよう。

【プロフィール】
和歌山県出身。女子美術大学在学中。2010年より8mmで映像を撮り始める。


日景文雄---------------------------------------

『人の眼、日の光』
7min / single8 / 18fps / sound

hikage

【作品解説】
「もし眼が太陽のようでなかったら、どうして光をみることができるだろう」(ゲーテ『色彩論』)日の光は人にふりそそぐと同時に、人から器官(眼)を引きだした。人の光があぶす物語りは眼のつぶれた人によくみえる

【プロフィール】
1986年8月6日生。青森県弘前市出身。大学で文学、哲学などを学ぶ。在学中より音楽、映像制作をはじめる。主な作品に『時の織物』など。イメージフォーラム映像研究所35期生

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