ブラジルコンテンポラリー8ミリフィルム 上映 「小さなしぐさについての小さな心覚」
ブラジルコンテンポラリー8ミリフィルム 作品上映&トーク
「小さなしぐさについての小さな心覚」

宇宙に行くなどのグランジェスチャー(Grand Gesture)(大文字のG) がグランメディア(Grand Media)で祝祭される世界では、昆虫の死体を集めるなどの小さなジェスチャー(しぐさ)が変位の点となりえるだろうか? ブラジルのさまざまな場所のアーティスト/シネアスタ(artista-cineasta)(小さなa- c)によって作られたこれらの作品郡は、その場での小さな仕草を祝うための断片化された時空間を提供する。祖先への儀式的な呼びかけ、母なる大地の頭蓋骨から盗用/発掘された自然文化(nature-culture)、8ミリフィルムという素材に対面する作家自身の仕草、人間と人間以外の一時的な生まれ変わり。すべてではないがほとんどの作品は組織的な支援無しにアーティスト自身によって現像、製作された。
プログラム内のすべての作品は元の形式である8ミリフィルムで上映され、その性質上それぞれ固有のコピーである。映写技師の存在は体験の重要な部分を占める。 このプログラムは、一つしか存在しない我が子を提供する各作家の信頼によるネットワークによって可能になった。スーパー8は今も昔も、産業に関与しないアーティストにとって完璧な媒体である。16mmや35mmなどの大きな形式とは異なり、この小型映画形式は、そのアマチュア (amador)(小文字のa)と認識される特徴において、ブラジルの軍事独裁政権の間、検閲を通過しなかった。今日のブラジルの芸術的土壌におけるスーパー8を熟考する ことは適切であり、現在の巨大なメディア/資本力の存在においてはなおさらである。
企画・文:丸山徹也 注:括弧内は原文から抜粋
[上映プログラム]
●レヴェン・ナチュラ Revém Natura 2013
- Ж -
●フィルムは戦場 A Film is a Battleground 2022
- ニコラス キャンヂド Nikolas Candido -
●デデントロ Dedentro 2018
- マテウス ホーザ Mateus Rosa -
●美術館訪問 Visita ao Museu 2021
- リジア テイシェイラ フランシスコ ベンヴェヌー ト
Lígia Teixeira & Francisco Benvenuto -
●ヴェール2 Véu II 2022
- ホドリーゴ ファウスチーニ Rodrigo Faustini -
●我を復活せよ Ressuscita-me 2017
- アトスデムーカコレクティブ Coletivo Atos da Mooca -
●ナルキッソスの変身または頭の上のタマネギ
Metamorfose de Narciso ou Uma cebola na cabeça 2016
- デュオ ストラングロスコープ & アンヘル ルエダ
Duo Strangloscope&Angel Rueda -
●閉じ込められた流転 Fluxo Confinado 2022
ヘルダー・マルティノフスキー Helder Marti- novsky -
●破れ目 Rasgos 2022
- ホザーナカシアトーレ Rosana Cacciatore -
●若人頌歌 Ode aos Jovens 2022
- ナタリア・ポリ Natália Poli -
●アンチフィルム ANTFILM 2021
- 丸山徹也 Tetsuya Maruyama-
[日程]
2023年1月29日(日) 16時00分〜
[会場]
イメージフォーラム3F「寺山修司」
東京都渋谷区渋谷2-10-2
TEL. 03-5766-0116
※ご来場の際は必ずマスクをご着用ください。
[入場料]
一般¥800 会員¥600
[主催]
丸山徹也
イメージフォーラム
[協力]
Spice Films
日本映像学会アナログメディア研究会
株式会社ダゲレオ出版

我を復活せよ Ressuscita-me - アトスデムーカコレクティブ Coletivo Atos da Mooca -

若人頌歌 Ode aos Jovens - ナタリア・ポリ Natália Poli -

ヴェール2 Véu II - ホドリーゴ ファウスチーニ Rodrigo Faustini -
「小さなしぐさについての小さな心覚」

宇宙に行くなどのグランジェスチャー(Grand Gesture)(大文字のG) がグランメディア(Grand Media)で祝祭される世界では、昆虫の死体を集めるなどの小さなジェスチャー(しぐさ)が変位の点となりえるだろうか? ブラジルのさまざまな場所のアーティスト/シネアスタ(artista-cineasta)(小さなa- c)によって作られたこれらの作品郡は、その場での小さな仕草を祝うための断片化された時空間を提供する。祖先への儀式的な呼びかけ、母なる大地の頭蓋骨から盗用/発掘された自然文化(nature-culture)、8ミリフィルムという素材に対面する作家自身の仕草、人間と人間以外の一時的な生まれ変わり。すべてではないがほとんどの作品は組織的な支援無しにアーティスト自身によって現像、製作された。
プログラム内のすべての作品は元の形式である8ミリフィルムで上映され、その性質上それぞれ固有のコピーである。映写技師の存在は体験の重要な部分を占める。 このプログラムは、一つしか存在しない我が子を提供する各作家の信頼によるネットワークによって可能になった。スーパー8は今も昔も、産業に関与しないアーティストにとって完璧な媒体である。16mmや35mmなどの大きな形式とは異なり、この小型映画形式は、そのアマチュア (amador)(小文字のa)と認識される特徴において、ブラジルの軍事独裁政権の間、検閲を通過しなかった。今日のブラジルの芸術的土壌におけるスーパー8を熟考する ことは適切であり、現在の巨大なメディア/資本力の存在においてはなおさらである。
企画・文:丸山徹也 注:括弧内は原文から抜粋
[上映プログラム]
●レヴェン・ナチュラ Revém Natura 2013
- Ж -
●フィルムは戦場 A Film is a Battleground 2022
- ニコラス キャンヂド Nikolas Candido -
●デデントロ Dedentro 2018
- マテウス ホーザ Mateus Rosa -
●美術館訪問 Visita ao Museu 2021
- リジア テイシェイラ フランシスコ ベンヴェヌー ト
Lígia Teixeira & Francisco Benvenuto -
●ヴェール2 Véu II 2022
- ホドリーゴ ファウスチーニ Rodrigo Faustini -
●我を復活せよ Ressuscita-me 2017
- アトスデムーカコレクティブ Coletivo Atos da Mooca -
●ナルキッソスの変身または頭の上のタマネギ
Metamorfose de Narciso ou Uma cebola na cabeça 2016
- デュオ ストラングロスコープ & アンヘル ルエダ
Duo Strangloscope&Angel Rueda -
●閉じ込められた流転 Fluxo Confinado 2022
ヘルダー・マルティノフスキー Helder Marti- novsky -
●破れ目 Rasgos 2022
- ホザーナカシアトーレ Rosana Cacciatore -
●若人頌歌 Ode aos Jovens 2022
- ナタリア・ポリ Natália Poli -
●アンチフィルム ANTFILM 2021
- 丸山徹也 Tetsuya Maruyama-
[日程]
2023年1月29日(日) 16時00分〜
[会場]
イメージフォーラム3F「寺山修司」
東京都渋谷区渋谷2-10-2
TEL. 03-5766-0116
※ご来場の際は必ずマスクをご着用ください。
[入場料]
一般¥800 会員¥600
[主催]
丸山徹也
イメージフォーラム
[協力]
Spice Films
日本映像学会アナログメディア研究会
株式会社ダゲレオ出版

我を復活せよ Ressuscita-me - アトスデムーカコレクティブ Coletivo Atos da Mooca -

若人頌歌 Ode aos Jovens - ナタリア・ポリ Natália Poli -

ヴェール2 Véu II - ホドリーゴ ファウスチーニ Rodrigo Faustini -